伊都の湯どころ
伊都の地に建つ温浴施設「伊都の湯どころ」。豊かな自然が広がり、古墳や遺跡も多く残る歴史深いこの地は、九州大学の移転に伴う開発も進み、歴史あるものと新しく培っていくものが共存していく流れにあります。こんこんと湧き出る天然の地下水と、石ヶ岳を背面に従えたロケーションから発想を受け、豊かな水源を湛える 山のふもとのイメージをサインとランドスケープ両方からのデザインとしました。石ヶ岳の山の稜線を意識したサインのフォルムは多面体で構成し、山折り谷折りで光と影の面白さを意図しています。オープン外構の敷地に高低差をつけ植栽と小石の洗い出し仕上を流線型に配することで、豊かな水の流れる様を表しました。県道から奥まった場所に建つ施設へのスムーズな誘導としての役割と、四季折々の美しい自然に寄り添いながら、時間とともに味わい深さを増す永く愛される施設のシンボルとしての役割を併せ持ったランドスケープサインを目指しました。
- 【場所】福岡県糸島市 【時期】2011年 第45回SDA賞 入選・地区特別賞
- 【照明設計】松下美紀照明設計事務所 【サイン計画・施工】マイサ
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- 問い合わせ先 092-736-0113(株式会社マイサ)